依頼する会計事務所によって結果が異なる時代 Ⅱ

2月16日から所得税の確定申告が始まる。前向きな経営者や経営幹部が依頼している会計事務所が役に立っているか考えて欲しい。
私は1月6日のブログで、「依頼する会計事務所によって結果が異なる時代」を投稿させていただいた。Facebookペ-ジの知野進一郎【いい会社の秘訣】にも転送して14,000名を超える方に既読していただき、1,000を超えるいいねをいただいた。前向きな経営者や前向きな経営幹部には関心を呼んだようだ。

12月19日に静岡新聞社から出版された「逆風を追い風に変えた企業(元気印中小企業のタ-ニングポイント)」の私が執筆した「会計で会社を強くし、日本経済を変える!」を読まれた九州の50歳前後の経営者から感想をいただいた。「税理士事務所はそのような変化があって現在のかたちになったのですね。当社でも入力は当社で行い、会計年度始めには過去のデータと今年の予定を盛り込んだ経営計画を担当者と一緒に立て、それに基づいて毎月予実管理を行っており、これがあるおかげで、安心して経営を行う事ができ、とても感謝しています。坂本光司先生が書かれる本の原点は、この企業支援の姿勢にあったのだと感じました」。私と何度かやりとりをしていると「実は今まで税理士事務所は3回替えています。最初は経営提案をしてくださるところだったのですが、その内容の質が低く、替えました。次の事務所はすべて担当者任せの事務所で、税理士の先生は判子を押すのみでした。しかし、この担当者がとても熱心だったため、別にコンサルタントを入れこの担当者を鍛えていきました。税務申告実務は私が鍛えた担当者が引き抜かれた新たな会計事務所にお願いしています」。

法人の黒字割合は29.1%。TKC全国会所属のお客様の法人企業の黒字率は47.2%。依頼する会計事務所によって結果が異なる時代に突入して久しい。
前向きな経営者・経営幹部の方は、上記の九州の経営者の文書や、156Pに記載させていただいた坂本&パ-トナ-さんの業務内容と現在の依頼している会計事務所と比べて欲しい。経営計画作成支援をしていなかったり、今まで経営計画作成の話がなかったら推定10%程度しかないが、前向きで真面目で宣伝下手な会計事務所に替えて欲しい。

経営者の中には経理は面倒くさいので会計事務所に丸抱えで任せて、税金も安く、会計事務所に支払う料金が安い方が良いという方も多いように思うが価値観なので否定はしない。会計事務所に依頼していない企業が年々増えている。10年ほど前は10%程度であったと思うが推定で15~18%程度ありそうだ。理由はPC会計の普及で仕訳入力や試算表、決算書ができるからとHPを見て替えたが看板倒れだったということも増えていると推察する。10%の会計事務所を探して欲しい。私は定年退職までの36年間、会計事務所の業界にいたのでHPを見れば全国の会計事務所がどのような経営者と相性が良いか、大体分かる。HPがない会計事務所は時代遅れだと思う。

中小企業庁のHPには認定支援機関による経営改善計画策定支援事業について触れていて昨年末までの申請は6,000件、この3月末の申請期限が撤廃された。財務上の問題をかかえている中小企業、小規模企業が対象だ。今、苦しい経営でも未来を求めている経営者は認定支援機関の会計事務所に相談して欲しい。そして、税金を堂々と支払い雇用を促進し、人に優しいいい企業にして地域社会・経済に寄与して欲しい。
20%の前向きな企業が10%の前向きで真面目で宣伝下手な会計事務所に替えれば税収、雇用が促進され「いい企業」も増える。

(法政大学大学院、坂本光司研究室のブログ 27.2.3)

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